テラ・ルネッサンスからのお知らせ

【お知らせ】

2017年 9月13日(水) 第52回 テラ・スタイル東京

http://www.terra-r.jp/news/event/trst_tokyo2017_att.html

2017年 8月17日(木)、8月20日(日)てらこや@京都オフィス

http://www.terra-r.jp/news/event/terrakoya.html

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「仕組み」を変える政策提言


◇◆ アドボカシー全6回企画:第6弾 ◆◇
 
テラ・ルネッサンスの活動の3本柱。それは海外現場での国際協力、日本などでの啓発活動、そして政策提言です。
 
6月から全6回にわたって、その「政策提言」における当会の職員の考えを掲載しています。
 
最終回は、カンボジアで活動を行う延岡 由規が「『仕組み』を変える政策提言」について、お話しします。
 
━-━-━-━-━-━-━-━-━-━-━-━-━

こんにちは、海外事業部の延岡です。 今年4月から職員になり、カンボジア事務所に駐在しています。

カンボジアは、1960年代に勃発したベトナム戦争に巻き込まれて以来、

およそ30年以上に渡る戦闘状態が続いた国です。

この時期、あらゆる派閥から様々な武器が流入しました。


私たちが村落開発支援事業を実施している、対象地域のひとつ プレア・プット村でも、

つい2ヶ月ほど前に1発の不発弾が見つかりました。

生活圏内の地雷撤去が完了したとは言え、山の上や茂みの中には未だに脅威が残り続けているのが現状です。


また、内戦時代にはおびただしい数の自動小銃も流入し、

これが普通の子どもを「兵士」として駆り出すことを容易にしました。

有名なものは、旧ソ連製の「AK47」(通称:カラシニコフ)です。


その性能の高さから広く普及し、改良品や模倣品などを含めて完成から70年経った今なお、

AK47は世界各地の紛争やテロ行為に使用されています。

2017年10月1日にアメリカ ラスベガスで起こった銃乱射事件の容疑者も、

AK47と同型の銃を所持していたことが明らかになっています[注1]。


AK47の設計者である故ミハイル・カラシニコフ氏は生前、このように語っていたそうです。

「祖国を守るために銃を作っただけだ。AK47のせいで人々が死んでいる原因は政治家にある」[注2]

そして、AK47系統の小型武器が不正に使用されていることをいつも懸念していたカラシニコフ氏は、

より厳しい武器貿易規制を支持していました[注3]。

武器貿易規制の必要性を、AK47の設計者である彼自身が訴えていたのです。


国際的な武器の移転を規制する条約として、武器貿易条約(ATT)があります。

テラ・ルネッサンスは、現場での支援活動だけではなく問題の根本的な解決に取り組んでいます。

紛争の被害を受けた人達の支援をすると同時に、紛争が起こらないための制度を作っていく必要があります。

その取り組みの1つとして、ATTが形骸化することなくより実効的なものとして存在するように、これからも声を上げ続けていきます。


[注1]The Las Vegas Shooter Modified a Dozen Rifles to Shot Like Automatic Weapons, The Washington Post, 2017年10月3日 (https://www.washingtonpost.com/news/checkpoint/wp/2017/10/02/video-from-las-vegas-suggests-automatic-gunfire-heres-what-makes-machine-guns-different/?utm_term=.f43562e37833 )

[注2]産経ニュース「『世紀の銃』発明・カラシニコフ氏 『控えめな人だった』」2013年12月24日 (http://www.sankei.com/world/news/131224/wor1312240004-n1.html)

[注3]AK-47: World’s Worst Regulated Weapon According to New Report; General Kalashnikov Joins Calls for Tougher Arms Controls, Amnesty International Press Release, 2006年6月26日
(https://www.amnesty.org/download/Documents/80000/pol300232006en.pdf )



政策提言(延岡さん)
写真:カンボジア王国バッタンバン州プレア・プット村の岩陰で発見された不発弾©テラ・ルネッサンス 延岡 由規(2017年9月撮影)

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記事執筆/
海外事業部アジア事業
サブマネージャー
延岡 由規
 
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第54回テラ・スタイル東京のご報告+次回のご案内

11月8日(水)テラ・スタイル東京を開催いたしました!



こんにちは、インターンの河村です。


今回初めて参加した私が、思ったことや感じたことを書きます。




もう54回目になる当イベントですが、

実はテラ・ルネッサンスの職員やインターンが始めたわけではありません。

テラ・ルネッサンスを応援したいという方たちの思いから始まりました。


1時間半ほどの講演ですが、そのために会場や広報、

当日の司会など全てにおいてボランティアとして行ってくれています。



何がそこまでの行動力をもたらすのか、、、

それを解明すべく私がこの度参加し、自分の目と耳で感じてきました。



鬼丸の講演の面白さはなんといっても

「抑揚」「参加者を意識した内容」だと私は思っています。


これは文字ベースだと伝えることは難しいのですが、

話している最中で盛り上がる部分の口調の力強さと

逆に下げる部分のゆっくりとした口調のバランスが絶妙で、

ずっと聞いていたくなるような講演だったと思っています。



IMG_8635_20171113165419796.jpg



そして今回(割と毎回かもしれませんが)はお勤め帰りの方が多かったので、

「レアメタル」だったり「製造プロセスの話」だったり、

会社員の方たちが興味を持ちやすいものにしていました。



そんなこんなで終えた講演の後には鬼丸と参加者が交流できる時間があり、

飲み物と軽食をつまみながらお互いの感想や仕事のことなどをお話ししました。



私は学生を卒業したばかりで社会人の皆様と話すにすごく緊張していたのですが、

「なぜインターンしてるの?」「将来は何するの?」など気さくに

お声をかけて頂いたおかげでこちらもリラックスして話すことができたので、

楽しい時間をすごすことができました。



想像していたよりも皆さん「人や社会のため」を考えていて、

こういう人たちに支えられて生きているんだなと実感しました。


話してみないとわからないことはたくさんありますね。



このように、ただ一方的に聞くだけでなく、

話す場でもあるテラスタイル東京は来月13日にも開催予定です。

是非、奮ってご参加くださいませ!


…………………………………………………………………………
 <テラ・スタイル東京:概要>
 
 ●日 時:2017年12月13日(水)
 ●開 場:18:30 開始:19:00 終了:21:45
 ※講演会後の交流会は 21:00 - 21:45 を予定しています
 
 ●定 員:30名(先着順)
 ●参加費:3,000円(交流会軽食費込み)
 ●会 場:ユニティガードシステム株式会社
 [住 所]〒105-0003 東京都港区西新橋1丁目10番8号(UGSビル)
 [地 図]https://goo.gl/IydD35

 ▼ テラ・スタイル東京のお申し込みはこちら
 https://goo.gl/forms/r5MA8lbN30302C9e2
 
 ▼詳細はこちら
 http://www.terra-r.jp/news/event/trst_tokyo2017.html
 
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記事執筆/
京都事務局 インターン
河村 帆乃

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伝統的な暮らしがその土地の”風土”をつくる/インターン滞在記32

チョムリアップ・スオ!
カンボジアよりこんにちは、
アジア事業インターンの佐野光平です。
 
この度、インターンとしてカンボジアオフィスに着任し、2週間が経ちました。
先週からカンボジア王国バッタンバン州カムリエン郡の支援現場にきています。
前任の川島に引き続き、インターン滞在記を続けていきたいと思います!

今後、自分なりの視点で見て、訊き、知った「事実」を共有したいと思います!

元地雷原 
元・地雷埋設エリアでの養牛の様子


カムリエン郡はカンボジアとタイの国境すぐの地域で、内戦時代にたくさんの地雷が埋設されました。
 
支援現場は、厳しい生活を余儀なくされる方々が住む地雷原が残るエリアですが、継続的な支援を届けられていることもあり、自らの生活を切り拓こうと力強く生活を営む方々の笑顔や、動物や植物と共生する姿を見ることができました。
 
ここでは、ここにあるモノを活かして伝統的なライフスタイルの実践し、全て自然に還る循環型農業や家畜の飼育、自然と共生する知恵が重要です。
 
古代ギリシャの哲学でも、「火/水/風/土は世界を構成する要素として精霊が宿り、草木やヒトも含めた動物を生かす」と提唱されています。持ちつ持たれつ補い合って生活をすれば、生活の大部分が自然の法則に従って還って行くのがわかります。自然に還らないモノを使うと、持ちつ持たれつ補い合う生活のバランスが壊れてしまうことも感じられます。
 
私も都市生活で普段洗剤を使っていますが、カムリエンに滞在していると、自分が使った洗剤が直接、土や用水路に溶け込む様子をみて感じるものがあります。


ロカブッス村の用水路 
写真1:ロカブッス村にある農業用水路と水を飲むイヌの様子

あるもんで2 
写真2:身のまわりにあるモノでつくった養鶏籠


あるもんで1 
写真3:身のまわりにあるモノでつくった菜園の柵


飼われてはいないきみ 
写真4:飼うでも飼われるでもなく、ヒトと共に暮らすたくさんのイヌたち


エサをつくるスン先生 
写真5:残飯や換金価格の低い作物をニワトリ/アヒルの餌にする技術指導スタッフ


おいしく掃除するやぎ 
写真6:頼まなくても雑草をおいしそうに掃除してくれるヤギ


カンボジアの技術指導スタッフたちは、無駄なものは何もなくそれらを活かす方法を知っています。カムリエン郡の子どもたちもまた、草木をおもちゃにして遊ぶ方法を知っていました。これらは、21世紀を生きる私たちが忘れつつあるだけで、先人の知恵に学べば、ずっと人類が伝統的に営んできた生活なのだと思いました。
 
ここに現代のあらゆる地球的な課題を解消するための、ひとつの方法があるのかもしれません!
 
とはいえ自然を相手にする営みは簡単ではありません。乾季で水不足になり作物の生育が遅れることもあれば、台風で洪水になり収穫できない年もあります。
家畜も病気が伝染してしまえば、死んでしまいます。

天候次第でうまくいかない時もあります。テラ・ルネッサンスでは、そうしたリスクに対応するためにも何かひとつのモノに依存するのではなく、多様な収入源を確保したり、お金を使わない相互扶助を実践することで、コミュニティ単位での「自立」と「自治」の実現を目指して活動しています。


”農民”ではなく”お百姓さん”になること

“火/水/風/土”からなる草木やその土地にあるモノを活かす知恵と技術があれば、それを活用して、様々な営みができることは歴史が証明しています。

たとえば、"土"を活かして土管/土窯/住居をつくったり、""や""を活かして強度の強い漆喰をつくったり、""を""にして燃料として売ったりを建てる。また、野菜以外の野草を食べたり、"発酵"させて栄養剤にしたり、アロマにするなど。その土地にあった”あるもの”を加工する知恵や技術をコミュニティの生業にすることで、これまでもその土地の「風土」が形成されてきました。そして、これからも営みを続けることができるでしょう。
 
「持続可能な生活を送る一つの方法が、”目指せ、お百姓さんだよ!”」と江角アジア事業マネージャーも言います。なぜ、”農民”ではなく”お百姓さん”なのかというところがミソですね。

当会の事業を通じてそうした生活を「自立」と「自治」の中で営めるよう支援プロジェクトを実施していきます。今後もブログ執筆を続けてプロジェクト内容をご報告してお伝えしていきたいと思います。
 
 
テラ・ルネッサンスには「Terra(大地)/Renaissance(思い出す)」という意味が込められています。支援哲学は、現場でより良い支援を追究するなかでたどり着いたひとつの真理といえますが、設立当初から一貫したものを感じます。
 
こうして豊かな自然に囲まれる支援地ですが、やはり生活は厳しく、訪問時に空き家になっている世帯もあり、話を訊くと、貧困やより良い収入を求めてタイに出稼ぎにいっているとのことでした。
これは、徒歩で国境を越えることができる陸続きの国や地域ならではのメリットでもあり、デメリットでもあります。

次回は、課題の面に焦点をあて、お伝えできればと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

記事執筆/
インターン 佐野 光平
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< 例えば、あなたのご支援でこんなことができます >

□ 3,000円の寄付で、
ラオスでクラスター爆弾を撤去している技術者の給料3日分を支援することができます。
 
□ 5,000円の寄付で、
ウガンダで元子ども兵の洋裁や木工大工などの職業訓練2週間分を支援できます
 
□ 10,000円の寄付で、
カンボジアで家庭菜園用の野菜の種や苗木2種類200家族分を支援できます。

□ 30,000円の寄付で、
今後で元子ども兵2名が洋裁のビジネスに必要なミシン等の道具一式を支援できます。



※寄付は税控除の対象になります。

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地雷撤去を専門とする当会のパートナー団体MAG-カンボジアより、今年度半年間の成果報告書が届きました。

【 アジアレポート/ 2017年10月_Topics.02 】
ー地雷撤去を専門とする当会のパートナー団体MAG-カンボジアより、今年度半年間の成果報告書が届きました。ー

カンボジア事業では、地雷の影響により苦しい生活を
余儀なくされている村落の人々を対象に、村落開発支援事業を展開しています。
その活動を行うためにまず必要な地雷撤去活動についてご報告します。

====================================

「地雷撤去」という言葉に、撤去作業員の姿を想像される方は多いのではないでしょうか。

今回は、それだけではない撤去活動のうら側についてカンボジアよりお伝えします。


MAG報告書によれば、「地雷撤去活動をより効果に行うために、事前に灌木の除去や土地整備が不可欠だ」と記載されています。

これらの下準備を経て、地雷や不発弾除去を迅速かつ確実に実施しています。


現在、今年度目標面積330,000m²に対して、225,138m(達成度:68%)を遂行し、

20個の危険物を安全に破壊し、地雷の脅威に晒されていた26世帯127名(達成度:79%)の方々に
安全な土地を提供することができました。

半年間の成果は目標値を順調に上回る数値を示しています。
テラ・ルネッサンスの地雷撤去支援により設置された機械支援部隊「ボブキャット」の貢献がこれを可能にします。


紛争時に地雷を設置するのは簡単でしたが、

撤去には途方も無い時間と労力がかかることを現場でひしひしと感じます。

効果的な撤去の手法が日々進歩していくことを素直に嬉しく思いつつ、

暑いカンボジアの地で日々、人々が安心して生活できるよう地道にコツコツと活動を続ける

MAG-カンボジアスタッフの皆さんを心から尊敬します。

====================================

当会が継続的な支援活動を実施できるのも、みなさまのご協力のおかげです。
いつもあたたかいご支援をいただきありがとうございます。


記事執筆:インターン 佐野光平

人道的地雷撤去支援報告書

▼ MAG-カンボジアレポートはこちら!
http://terra-r.113110.red/user/media/pdf/activity/MAGBobcat2017Q1ReportJapanese.pdf

http://terra-r.113110.red/user/media/pdf/activity/MAGBobcat2017Q2ReportJapanese.pdf



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家庭菜園、推進中!

【 アジアレポート / 2017年10月_Topics 01 】

ー家庭菜園、推進中!ー


地雷被害者を含む障害者家族の生計向上支援事業では、

カンボジア西部のバッタンバン州カムリエン郡に住む100家族を対象にしています。


農村地域に住む対象世帯の家計は、支出の大部分を食費が占めている状況です。

そこで「支出を減らす」ことを目標の1つに、本事業では家庭菜園を推進しています。



具体的には、毎月2種類の野菜について、その栽培方法の技術訓練を行ないます。


「空気を入れるために土をすきで耕してから、〇日間は土を置いて乾かしましょう」

「種を植える穴の深さは△cmで、穴と穴との間は□cmあけましょう」


訓練では、種を植える前段階である土壌の準備から、収穫、自家採種の方法など

かなり実践的な内容を伝えます。

野菜栽培技術訓練の様子


訓練終了時に、その2種類の野菜の種を配布するのですが、そこで終わりではなく、

月に1回のペースで対象100家族の各家庭を訪問しています。


家庭菜園の状況を確認し、問題を抱えていたらアドバイスをして回ります。

すべての家族を訪問するのは時間はかかりますが、とても大事な活動の1つです。



ただ、技術を伝えるだけ。

ただ、野菜の種を配るだけ。




それで終わるのではなく、対象家族の生活が

少しでも良い方向に進むようにきちんと見届けるところまでが私たちのサポートです。



10月は雨もよく降り、家庭菜園を実施している家族が増えてきています。

あまりにもたくさんできるので、私たちに自慢の野菜をくれる人もいました。


一般的に、カンボジアの雨季は10月下旬までです。

11月から5月頃までの乾季には、雨が少なくなります。

そのため、野菜栽培に必要となる水の確保は難しくなりますが、

引き続き、1人ひとりの状況に合わせてできるだけ柔軟なサポートをしていきます。


執筆/アジア事業サブマネージャー 延岡由規

家庭菜園でできた野菜を収穫している様子

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