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インターン、卒業(回収事業担当:瀬川)

皆さま、こんにちは
インターンの瀬川です(^^♪

これまで瀬川のブログをお読みいただいたことがある皆さまは、
ご存知かもしれませんが・・

私、8月中旬から、大学の交換留学というプログラムを利用し、
米国へ約一年間行って参ります!

ですので、ブログ更新は本日で最後となってしまいました(>_<)

書きたいことは本当にたくさんあるのですが、
最後はあえて「テラルネとの出逢い」について
書かせていただきたいと思います。

*------------------------------*

大学の教授に

「ウガンダにいる知り合いのシスターが、
ルワンダからの孤児を助けたものの、
衣服や食を養うお金がなくて困っているそうだが、
こんなとき君ならどんな助けができるか」
と言われました。

その頃、募金活動などできる状態になかった私は、
服を送るという案しか浮かびませんでした。

もちろん、これが最善でないことも、理解していましたし、

「お金を寄付した方が、その国でわずかながら経済を動かすこともでき、
それが現地の人の給料となって、生活に少し潤いができる人もいる」

「服を送るということが迷惑にならないだろうか」

「まず、どうやって届けるのか」

というような迷い、葛藤がたくさんありました。

ですが、教授が私にその話をしてくださったのは、

私に何ができるか ということについて考えてほしかったからだと気が付き、
迷いの末、服を送る決意をしました。

いま思い返せば、私自身も、
何もできない、しない、そんな自分が嫌だったんですね^^

古くてよく着まわされた服をもらうより、
大事にされていた服をもらったほうがいいのでは、と思い、
信頼のおける友人に、

「すごくお気に入りだった、大事に着ていた、
本当はまだ着たいけど、成長により、
もう入らなくなってしまった服」を

この機会に、必要としてくれている子どもたちに
プレゼントしてくれないか、とお願いしました。

私の友人は皆、快く引き受けてくれ、
それぞれの想いの詰まった服が少しながら集まりました。

肝心な、届ける方法にすごく悩んでいた時、

高校2年のときに知ったNPO法人の事務所が、
ウガンダにあることを思い出しました。

それがテラ・ルネッサンスでした(^^)

シスターのいる場所がウガンダのグル地区だったこと、
テラルネのウガンダ事務所も同じくグル地区だったこと、

もうここにしかお願いできない、と感じ、
思いきって電話し、そこで初めて職員の小川に出会いました。

唐突にお願いをした見知らぬ大学生を事務所に招き、
話を聞き、代わりに服を届けることを了承してくれたのです。

後になって、シスターからの喜びの声も、
小川を通じていただきました。

それがどれほど嬉しく、私を安心させるものだったか、
今でもはっきり覚えています。



その後、テラ・カフェ(月1回行われるテラ・ルネイベント)参加後、
留学前の約半年間、インターン生として
働かせていただくことになりました。



今、インターン生活を終え、思うことは、
(大袈裟に聞こえるかもしれませんが、)
テラルネの職員は皆、

1人ひとりに「未来をつくる力」がある

と、本気で信じているということです。

また、インターン生も自らの可能性を信じ、
責任感を持って、活動しています。


テラ・ルネッサンスには
ビジョン(目的)、ミッション(使命)、活動理念というものがあるのですが、
毎朝の朝礼で皆、復唱しています。

この朝礼が私は好きでした。

特に好きだったフレーズは、

「私たちは、内なる変化が全ての変化の始まりであり、私自身が変革の主体者であることを理解しています」

「他人も変革の主体者であることを理解し、相手を尊敬しています」

の、2節です。

相手を尊敬する気持ちを忘れないということ
自分の可能性を信じ、日々の積み重ねで、きっと何かが変わっていくということ


これらをテラ・ルネを通じて学べたことは、
一生の価値観に影響するものだと思っています。

8月中旬からアメリカに留学しますが、
この半年間学んだことを忘れず、勉強面だけでなく、
人との関わりのなかで、たくさんのことを吸収していきたいです。

自分自身も成長を遂げて帰ってこられるように、
一所懸命頑張ってきます。

この場をお借りして、
皆さまにお礼を申し上げます。

本当にありがとうございました。

特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス
インターン
瀬川鮎美
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【ATTレポート最終回】 武器貿易条約成立ならず

7月2日からニューヨークの国連本部で行われていた武器貿易条約(ATT)国連交渉会議は、本日27日交渉最終日を迎えましたが、結局各国の意見が折り合わず、交渉は決裂し、成立には至りませんでした。

条約草案が提出されたのが、24日。その後も議論が続けられ、新草案が提出されたのは、会議最終日前日の26日の夕方でした。
その後、各国に15分間の新草案を確認する時間が与えられ、各国の見解を発表する全体会議が行われ、26日は夜中の1時半まで、議論が続けられました。

どの国も条約成立に向けて交渉を続けましたが、結局、期限内に交渉はまとまらず、モリタン議長が条約の採択を断念することを告げました。

その後、条約を成立することができなかったことに対する各国の声明が行われ、90カ国が引き続きATTの成立を目指して、働きかけるという声明をメキシコが代表して読み上げました。

声明の中で、
We are disappointed, but we are not discouraged.
(私たちは落胆しているが、(この条約に対する)意欲が失われたわけではない。)
との言葉が印象的でした。

1週間と少しの間でしたが、各国の代表団やNGOが全精力を傾けて、交渉に望む姿を見てきた立場からすると、会議の終結が宣言された瞬間は、本当に胸が引き裂かれるような思いでした。

残念ながら、今回の会議での成立はなりませんでしたが、90カ国の声明にもある通り、全ての人類に安全な世界をもたらすために、武器貿易条約の成立に向けて、再始動したいと思います。

2012年7月27日
吉田


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