
突然ですが、今日は何の日かご存知ですか?
ハロウィン…でもありますが、
今日はなんと、テラ・ルネッサンスの11歳のお誕生日なんです!!

2001年10月31日に鬼丸が設立したテラ・ルネッサンスも、皆様のおかげでここまで継続することができました!
これからも、「すべての生命が安心して生活できる社会の実現」を目指して活動してまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします

本日は、今夏ウガンダで行ったある活動についてブログを書かせていただきます

私が大学院で所属しているゼミの先生である、ロニーアレキサンダー教授は、「ポーポキ・ピース・プロジェクト」という、ポーポキ(ハワイ語で「ねこ」)を主人公に、ワークショップなどを通して五感で平和を考え、表現してもらう活動を行っています。
私も少しその活動に関わらせていただいているのですが、今回、ウガンダの元子ども兵社会復帰支援施設で活動の一つである『ポーポキ友情物語』を実施してきました。
これは、大きな布に「平和」や「友情」について描いてもらう活動なのですが、現地スタッフや施設で訓練を行っている6期生の子たち、近隣住民が交流会を私たちの滞在中に開催してくれたので、その際に行いました

簡単に活動の説明をして、実際に元子ども兵たち、施設で教える先生、地域住民の子ども達が次々と真っ白のキャンバス(布)にそれぞれの思いを描いてくれました


何人かの子どもが言いました、「僕の友達は、雨なんだよ」。
「どうして?」と聞くと、「だって雨が降ると、僕たちは水が飲めるから」「植物(作物)が育つから」。
正直、日本人である私は、考えたことがなかった発想でした。
そのことを施設の先生に話すと、「子ども達は、すごく周りの環境に影響を受けて、暮らしてるから当たり前なんだよ」と教えてくれました。
確かに、雨やヘリコプター(よく施設周辺上空で、飛行訓練がされています)、学校で先生が教えている様子を描く子が多かったです


施設で洋裁の技術を学んでいる元子ども兵の一人は、僕の友達はミシンなんだと、嬉しそうに描いてくれたり、他
にも猫と紫色が好きな元子ども兵は、猫同士が互いに食べ物を与える様子を紫色のペンで描いてくれました。
また、施設で元子ども兵たちに木工大工の技術を教えている先生は、「僕にとっての平和は、生徒達(元子ども兵のこと)に技術を教えること。だってそれは、生徒が知識を得る助けになるし、生徒の自立、そして平和につながるから。」と教えてくれました。

アクティビティの時間中は、お互いが描いたのを時には冗談も交えて笑いながら見たり、みんなでわいわいと過ごすことができました

カメラも子どもたちに大人気で、カメラを渡すと私とはまた違った目線で写真を撮ったり、撮ってもらう子もすごい自然体の表情でポーズをとって映っていました

こうしてたくさん子ども達が描いてくれたおかげで、布は素敵な絵でいっぱいになりました。
今回すごく感じたのは、ウガンダの人たちは、すごく素直に感情表現をしていること。
私が考える「平和」は「自分の置かれている環境に感謝できること」ですが、確かに新しいものを求めることはあっても、必ず今の環境に感謝(元子ども兵だと、サポートを受けている環境など)していると感じました。
そういった思いが、今後、特にウガンダ北部で共有されていってほしいなと願っています。

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