「野菜を売ったお金でおいしいご飯が食べられるときが幸せ」

2017年度・夏季募金のコンセプトは「仕事」
テラ・ルネッサンスでは15年間の活動の中で、たくさんの地雷被害者や貧困家族が自立のために知識を得て、自分の足で未来に向かって一歩一歩力強く歩いています。

夏季募金終了まであと3週間。
8月、アジア、カンボジアの「働く人」。

第7回目の今回は「家畜飼育」
当会の活動地ロカブッス村で、牛の飼育、自然に生えてる空芯菜やたけのこの販売をして収入を得ているワン・チョンさんです。



家畜銀行からのサポート

半年前から、テラ・ルネッサンスの家畜銀行から借りた牛を飼育し始めた
ワン・チョンさん。
19年間兵士として働いていましたが、今は牛の飼育や空芯菜・たけのこを収穫して収入を得ています。

笑顔のワンさん一家
笑顔のワンさん一家


現在は、家畜銀行から借りた牛の他に、タイに出稼ぎに行っている知り合いの牛の世話もしていて、合計二頭の牛を飼っているそう。
子どもが生まれたら、子どもをワンさんがもらい、親の二頭は家畜銀行と知り合いに返却する予定です。

カンボジアでは牛はとても高価なもので、子牛でもUS$500、成牛になるとUS$1000〜2500。
教師の月給が約$120であることを考慮すると、その貴重さがわかります。
しかし、牛を飼うことは初期投資が大きいので貧困層にとっては難しいとされています。


「牛が育って売れて収入が入ってきたら、遠くの方に畑があるので、そのお金でトラクターを借りて耕して、
 とうもろこしやキャッサバを作りたい。」



牛の世話で、お水をあげるのは重要なので、牛が鳴いたらすぐお水をあげるようにしているそう。
以前、ワンさんは牛を10頭飼っていたが、家を建てるためにだいぶ売ってしまいました。




現在のワンさんの収入源は、自然に生えている空芯菜やたけのこを収穫し市場で売ることです。
収穫できるのは2日に1回ほどで、毎回の収入は50000〜80000リエル(US$12.5〜US$20)
カンボジアでの日雇いや出稼ぎの仕事が1日約5ドルであることを考えると、多い日はかなり収入が得られている印象を受けました。
しかし、自ら野菜を栽培していなく、自然に生えているものを収穫していることを考えると、収入は安定していないのです。

今まででつらかったことは、
「毎日食べる物を安定して手に入れられないこと。」
だと語るワンさん。

その日暮らしの生活で、毎日食べ物の心配をしなければいけないのは
本当につらいことだろうと感じました。


ワンさん一家へのインタビュー
ワンさん一家へのインタビュー

仕事をしていて嬉しい、楽しいと感じるときは、

「野菜を売ったお金でおいしいご飯が食べられるとき。
いつもより多く収入があるときはビール1缶買って、ご飯食べて寝るのが1日の楽しみ。」


現在は、野菜の収穫から市場での販売まで、すべて一人で行っているというワンさん。
以前は奥さんと二人で行っていたのですが、奥さんが足を痛めてからは一人です。

テラ・ルネッサンスのサポートで牛を飼えてることがとても嬉しいと語るワンさん。
安定した収入を得るために牛という資産を持つことは、とても大事なことなのだなと感じました。




インタビューをして感じたこと

「牛を得た収入でやりたいことは?」と聞いたとき「キャッサバ・コーンの栽培」と返答がありましたが、
今の買い取り価格を聞くと、彼自身その買い取り価格が下落し厳しい状況であることも理解していました。
村人の中には、買い取り価格の低下によって借りた借金を返せず土地をとられてしまったり、借金を返すためにまた借金をする、という状況の人もいます。

しかし、まだまだ換金作物栽培はお金になると思っている人がいるのが現実です。
テラ・ルネッサンスでも、グローバル経済のリスクやその対処の仕方を伝え、一緒に考えていく必要があるのだと感じました。



記事執筆/
ヒアリング:カンボジア事務所 インターン  川島 綾香
編   集 :インターン 大野

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「野菜を売ったお金でおいしいご飯が食べられるときが幸せ」
人間として基本的な幸せを感じられる機会を
未だ紛争や貧困で苦しむ地域に増やしたい。

▼テラ・ルネッサンスの夏季募金にご協力ください
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< 例えばあなたの一歩でこんなことができます >

3,000円の寄付で、
ラオスでクラスター爆弾を撤去している技術者の給料3日分を支援することができます。
 
5,000円の寄付で、
ウガンダで元子ども兵の洋裁や木工大工などの職業訓練2週間分を支援できます
 
10,000円の寄付で、
カンボジアで家庭菜園用の野菜の種や苗木2種類200家族分を支援できます。


30,000円の寄付で、
コンゴで元子ども兵2名が洋裁のビジネスに必要なミシン等の道具一式を支援できます。

 
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※寄付は税控除の対象になります。

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< 2017年度・夏季募金 進捗状況(※ 8/9時点)>

・目標人数:400 人
・寄付者数: 179
・達成率  : 45
・残り日数: 22 日
 
- 実施期間:7月1日から8月31日まで-
 
寄付をしてテラ・ルネッサンスと一緒に活動する
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平和というつながりの中で生きる。

20170809_03


 
長崎を故郷とする被爆三世の私にとって、
8月9日は特別な日だ。

同時に、ある苦しさを感じる日でもあるー
 
 

72年前の今日、私の祖母は
長崎で原爆の被害にあい、
ヒバクシャとなった。



祖母の家庭は貧しく、
ふかした芋をこしらえ、
街の家々を売り歩いては
生活の足しにしていたという。
 
 

8月9日も、そんな風に変わらぬ日常だった。



「芋はいらんですか」と、家の玄関先で
家主に話しかけていたとき、遠くの雲の隙間から
大きな飛行機が現れたのが見えた。
 

 
「お前たちのおっけん飛行機のきたやっか、帰らんか!」



罵声にも似た言葉をあびせられ、
近くの防空壕に逃げ込んだ直後、
原爆が長崎の街の上空で炸裂した。



その後の市内は、
川や道路に焼けただれた死体が溢れ、
まるで地獄のようだったと
祖母は涙ながらに語ってくれた。

 
 
私自身、祖母から被爆体験を
しっかりと聞くことができたのは、
高校生になってからのことだ。



長崎にある平和活動団体、
『高校生一万人署名活動』を
ご存知だろうか。



20170809_02




街頭に立ち、市民のかたへ
核兵器廃絶を求めた署名の協力を呼びかけ、
年に一度、国連欧州本部へ届けて
各国のリーダーたちへ核兵器廃絶を訴える
という活動だ。



平和への関心について、
この活動へ参加したことが、
私の原体験となった。
 

 
このように、8月9日が特別な日である一方で、
同時に、ある苦しさを感じる日でもあった。



その理由は、積極的に活動していた
高校生の頃とは違い、大人になったいま、



長崎の平和に対して、
当時の熱量を向けられていない自分に
向き合う日でもあるためだ。



あの頃の想いは、自分の中から
消えてしまったのだろうか?

 
 
ある日、本棚を整理をしていると、
署名活動の書籍が出てきた。



懐かしいと思って本を開いてみると、
そこに当時の寄せ書きを見つけた。



「戦争も核兵器もない世界を」という言葉を
囲むようにして書かれていた言葉はこうだ。

 
 
「平和というつながりの中で生きる。」



20170809_01



心のつかえが取れるように、
少し楽になった気がした。



長崎の平和教育が育んでくれたものは、
なにも核兵器廃絶だけではない。



テラ・ルネッサンスが取り組むような、
紛争被害者の貧困解決や地雷の撤去活動も
「平和のつながり」に内包されている。
 
 

テラ・ルネッサンスの活動だけではなく、
多くのNGO・NPOが取り組む活動も、



さらには、それらに寄せる関心や、
寄付などを通じた活動への参加も、
「平和というつながりで生きる」ことに
なんら変わりない。



こうやって、8月9日に平和関連の記事を
読んでもらうこともそうだ。
今の自分にできることでいい。
 
 

平和は、世界という場所には存在しない。
映画『この世界の片隅に』( http://konosekai.jp/
にならえば、『片隅』が意味する個人にのみ所属している。



誰でもない私という個人が、
ささやかでも関心を持ち続けること、
行動し続けている状態が、総和としての
『世界平和』を実現するのだと思う。
 

 
1945年8月9日、
長崎原爆を懸命に生き抜いた祖母。



悲劇の果てに紡がれた生の奇跡に感謝し、
今日の日を大切に生きたい。



背中を押してくれるのは、
アジア・アフリカの紛争被害から
立ち上がろうとする人たち、



日頃から私たちの活動を
応援してくれる人たち、
一人ひとりの想いだ。
 
 

明日も世界が平和でありますように、
私にできる、微塵の一歩を。
 

 
………………………
記事投稿/
PRチームマネージャー
小田 起世和


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