〈 紹介者 〉島 彰宏/ PRチーム・佐賀事務所スタッフ
〈 タイトル 〉『マシンガン・プリーチャー』
〈 監督名 〉マーク・フォスター
今回ご紹介する「マシンガン・プリーチャー」という映画は、実在する人物の話。今から約十数年ほど前、舞台は南スーダンとウガンダ北部、そしてアメリカ。主人公サム・チルダースは、とにかく荒くれ者で、家族もお困り状態。しかし、そんなサムは、ある事件をきっかけにまじめな労働者へ様変わり。まじめに暮らすサムは、ある日教会の関係者からウガンダの悲惨な状況を聞き、ちょっと見てくるわと軽い気持ちで、ウガンダへ。そこから、彼の人生は大きく変わっていく、、、
サムは、ウガンダ、スーダンの悲惨な状態に対し、純粋な気持ちで行動していく。しかし、その純粋さ故に、葛藤を抱え、苦しんでいく。
私がこの映画をお勧めしたい理由の1つは、ウガンダ、スーダンが経験してきたこと、そして、子ども兵のことを描いているからです。いまのウガンダが同じ状況ではありませんが、LRAなど私たちが取り組む課題に深く関係していることを題材にしています。自分の親を殺せと言われる子どもについて講演でお伝えすることがありますが、そのままのシーンが描かれています。
もう1つの理由は、主人公サムが、悲惨な状況に置かれた子どもたちのために、自らの生活、家族を犠牲にしてまで闘う姿に、考えさせられることがあったからです。
すべてを捧げることが正しいとは思いません。ただ、その葛藤は、常に持ち続けるだろうなと個人的に思います。
この映画は、子ども兵について、そして支援をするということについて、考えさせられます。
GWのお休みにぜひご覧ください。
最後に、元子ども兵がサムに語った言葉を紹介します。
「心を憎しみで満たしたら、奴らの勝ち。心を奪われちゃだめだ。」
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