カンボジア”内戦”から見る、武器貿易の『実効的な規制』による紛争予防

◇◆ アドボカシー全6回企画:第4弾 ◆◇
 
テラ・ルネッサンスの活動の3本柱。それは海外現場での国際協力、日本などでの啓発活動、そして政策提言です。
 
6月から全6回にわたって、その「政策提言」における当会の職員の考えを掲載しています。
 
第4回目は、カンボジアとラオスで活動を行う江角 泰 (Tai Ezumi)がカンボジアで見た「武器貿易の『実効的な規制』による紛争予防」について、お話しします。
 
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カンボジアといえば、地雷問題が有名ですが、

1960年代から隣国ベトナムで起きた、ベトナム戦争に巻き込まれて以来、

様々な武器が国内に流入しました。

泰さん:カンボジア内戦で使用された大量の自動小銃が保管される倉庫
〔カンボジア内戦で使用された大量の自動小銃が保管される倉庫©︎テラ・ルネッサンス江角泰2012年3月撮影〕


ポル・ポト時代には、1975年から1979年まで、

3年8ヶ月20日間に少なくとも数百万人が、虐殺や飢え、強制労働などで亡くなりました。

その後も1990年代まで、”内戦”と呼ばれながら

諸外国から支援を受けた4派による紛争が続きました。


ポル・ポト政権崩壊後、ポル・ポト派は、

テラ・ルネッサンスが現在活動している、タイ国境近くのジャングルに逃げ込んで、

勢力を立て直し、中国、アメリカ、タイなどから武器の供給を受けました。


一方、ポル・ポト政権を倒したヘン・サムリン政権とベトナム軍は、

ベトナム、旧ソ連など旧共産圏諸国から支援を受け、

長く悲惨な紛争が続きました。


長く紛争が続くためには、それぞれの派の勢力に、

均衡が保たれるだけの、武器が供給され続ける必要があります。

そうでなければ、勢力のバランスが崩れた時に、

武力による紛争の決着がついてしまいます。

泰さん:カンボジアの内戦で使用されずに残った倉庫に保管されている弾薬
〔カンボジアの内戦で使用されずに残った倉庫に保管されている弾薬©︎テラ・ルネッサンス江角泰2012年3月撮影〕


そして、実際の平和を実現するためには、

紛争の後始末をするだけでなく、 紛争を予防していく必要があります。

その紛争の予防をするために重要なことの1つは、武器の貿易を管理し、監視し、

違法な取引を規制
していくことです。


これからもテラ・ルネッサンスでは、

国内での報告会やfacebookなどで2013年に採択され

翌14年に発効した、武器貿易条約の締約国会議での議論を、

報告していきますので、ぜひ注目してご覧ください。


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記事執筆/
海外事業部 アジア事業担当
江角 泰
 
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