◇◆ アドボカシー全6回企画:第5弾 ◆◇
テラ・ルネッサンスの活動の3本柱。それは海外現場での国際協力、日本などでの啓発活動、そして政策提言です。
6月から全6回にわたって、その「政策提言」における当会の職員の考えを掲載しています。
第5回目は、ウガンダとブルンジで活動を行う古岡 繭が「現場の声の重要性」について、お話しします。
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こんにちは!海外事業部の古岡です。
今年4月に職員になり、8月からはテラ・ルネッサンスの海外事業部の職員として、
ウガンダ・ブルンジの現場で活動しています。
まだまだ現場での経験は浅いですが、それでも感じるのは、現場の声の重要性です。
テラ・ルネッサンスが活動しているウガンダでは、
紛争時に多くの子どもたちが他国から流れてきた小型武器を持たされ、
殺害に加担させられました。
私たちがこれまで行ってきた元子ども兵へのインタビューでも、
いかに辛い経験をしたかが伺えます。
(参照:テラ・ルネッサンス公式ホームページ
http://www.terra-r.jp/activity_smallarms.html)
また、当会の公式Facebook上でも報告があったように、
先日行われた第3回武器貿易条約(ATT)締約国会議では、
イエメンのNGOのラディア・アルムタワケル(Radhya AL-MUTAWAKEL)さんが、
サウジアラビアの攻撃による自国の惨状を訴え、
サウジアラビアなど紛争当事者に、武器を移転し続けるのはATT締約国や署名国であると非難し、
武器の移転を止めてくださいと求めました。
(参照:UN Web TV
http://webtv.un.org/watch/the-arms-trade-treaty-third-conference-of-states-parties-press-conference-geneva-11-september-2017-/5571405764001/?term=&lan=french&page=1?term)
その場に私はいなかったので、映像から想像することしか出来ませんが、
現場にいる人が発する声には、重みがあります。
政策提言は、会議室ではなく現場で生まれるものだと思います。
だからこそ、まずは現場で活動している私たちが声を上げることが大切なのです。
そしてその声に共感していただいた方たちの力が集まって、
社会を少しずつ動かすことが出来ると信じています。
そのため、テラ・ルネッサンスでは、現場での支援活動に加え、
問題に関心を持つ人を増やす「啓発」や、
問題を起こす社会構造に変化を与える「政策提言」を通して、
多くの人々と紛争を生みみ出す社会構造そのものを変えて、課題解決を図ろうとしています。
この重要性をしっかりと理解した上で、
引き続き、現場からの情報発信に力を入れて参りたいと思います。
〔写真:ウガンダで集められた小型武器。独立後、クーデターで政権が変わるたびに旧政権の武器は拡散し保持されていた©テラ・ルネッサンス〕
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記事執筆/
海外事業部アフリカ事業
サブマネージャー
古岡 繭
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