協同組合の組織化で大切なこと

【 アフリカレポート/ 2018年1月_Topics02 】


2015年から開始している、レジリエンス向上支援プロジェクト。

これまで、ムランビヤ県キガンダ群の紛争被害者を対象に、

より生産性の高い養蜂技術を使って収入源となる蜂蜜の商品化を進める養蜂技術支援、地域の粘土質の土壌を生かし、レンガや屋根瓦・陶器作りといった窯業技術支援、そして農作物の一時加工技術を行ってきました。


アフリカレポート01 

【先日オープンした農作物の一次加工所。現在メイズ収穫後で粉末化の需要が高いため、大盛況です!】


そして現在、技術を習得した人々が生産・販売・出荷を協力して行う生産者協同組合の設立を目指して、組織化支援を行っています。


でも、そもそもなぜ協同組合の組織化が必要なのでしょうか?


それは、協同組合を通して、一緒に協力して生産・販売・出荷を行うことで、より安定堤な収入機会を得られるほか、病気や自然災害などによるリスクに対するコミュニティの適応能力(レジリエンス)を強化することができるからです。


また、組合は、きちんと運営することさえできれば、コストをシェアしてより多くの利益を得られるという経済的なメリットだけでなく、人々の結束を高めるという社会的なメリットもあります。


アフリカレポート02 

【ミーティングの様子】



ただ、組合をつくるのはそれほど難しくはありませんが、継続させていくのは簡単ではありません。

頭では協力することも組合の大切さもわかっているものの、いざ目の前に利益が見えたり、あまり活動に参加しない人が出てきたりすると、やはり大小問わず争いごとは起きてしまいます。


でも、争いごとが起きてしまったからといってあきらめてはいけません。

まさにあの名言。「諦めたら、そこで試合終了」です!

(実際争いごとが起こって破綻してしまう組合は多々あります。。。)


解決のやり方には、決まった答えはありません。

その一つ一つの解決のプロセスも、なるべく全員が満足できる結果となるように皆で話し合い、その中で「平和」を得るために必要な様々な教訓を、対象者もスタッフも学んでいます。

アフリカレポート03 

【組合について説明する当会スタッフとセダック(パートナー団体)のスタッフ】



私たちの目的は、組合をつくることではなく、組合を通して対象者が持続的な収入を得られ、生活を向上することができるようになることです。


そして、対象者の自主性・オーナーシップを高めつつ、間違った方向に行かないようにある程度の道筋を指示して、時には中立の立場で調整するのが私たちの役目。

私たちも、あきらめずに、組合を継続させていくのに必要なことを、何度もなんども根気強く伝える必要があります。「平和」は、このような地道なプロセスの積み重ねで形成されていくのだと、私は感じています。


組合設立のプロセスを通して、組合で働く価値を理解してもらい、組合の運営のルールの制定など争いごとの防止策を考えてもらいつつ、組合が対象者の生活を良くしていく一つの手段となるよう、今しっかりと一緒に土台を固めていきたいと思います。


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記事執筆/

アフリカ事業サブマネージャー

古岡 繭


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