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【 本・映画紹介 from テラルネ/小田 】

【 本・映画紹介 from テラルネ/小田 】


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〈 紹介者 〉小田起世和/ PRチームマネジャー

〈 タイトル 〉『ロード・オブ・ウォー』

〈 監督名 〉アンドリュー・ニコル


 私たちが取り組む「子ども兵」という社会課題は、彼らが巻き込まれる武力紛争を時として持続させる武器の貿易問題と、密接に関係しています。


 テラ・ルネッサンスは、政策提言活動の一環として「コントロール・アームズ」キャンペーンに加盟(2018年2月末時点)し、武器貿易条約(ATT)の締約国会議プロセスに働きかけています。それは、国家間の武器貿易の規制が、子ども兵問題の根本的な解決のために欠かせないと考えているからです。そして、このような政策提言の取り組みが、より強い効力を発揮するためには、問題に対する一人ひとりの認知を広め、社会の声として世界に訴えていくことが必要です。


 今回ご紹介する『ロード・オブ・ウォー』という映画は、実在する武器商人への取材をもとに制作されました。ニコラス・ケイジ演じる主人公の武器ビジネスの視点から、世界の武力紛争について、その内情を知ることができます。


 とりわけ、主人公ユーリの人間性は、とても印象的です。彼を一言で表すならば、類い稀なる才能の持ち主であるということ。文字どおり、血のにじむような努力で武器ビジネス業界の頂点にのぼりつめ、誰もがうらやむ幸せを掴みとります。ただ、それは「血塗られた幸せ」でもありました。武器が売れるということは、その武器によって誰かが傷つけられるという事実を孕んでいます。なによりユーリ自身、それは誰よりも理解していることでした。心配した家族は、思い直すようにと彼を説得します。そんな家族に対して、「これが私の才能なんだ。」と返すユーリの言葉は、私にとって最も印象的でした。


 もしも、彼の生きてきた環境に溢れるものが、武器ではなく本や芸術だったなら、彼の人生は大きく変わっていたかもしれません。彼が信じている自身の「才能」は、武器ビジネスではなく、もっと他の分野で輝きを放つことだってできたはずです。芸術とは、人生をより豊かにする最も重要な要素です。彼にとって最大の不幸は、その機会に多く恵まれなかったことだと言えるでしょう。ユーリの妻であるエヴァが、女優や画家にチャレンジし続ける姿は、そのことを暗に示しているように感じました。


 先でもふれたように、政策提言を推進するうえにおいて、問題に対する一人ひとりの認知を広めることは重要です。この映画がそれにうってつけである理由は、武器ビジネスという重いテーマ設定にも関わらず、ドラマとしてエンターテイメント性に優れていること。そして、それが押し付けがましくないかたちで作用し、武器ビジネスの事実をしっかりと伝えてくれるためです。


 この機会に、映画という芸術にふれながら、武器ビジネスの社会問題について考える時間を、過ごしてみてはいかがでしょうか。社会の見え方が、すこし変わってくるかもしれません。



▼ 関連ページ:『ロード・オブ・ウォー』予告動画

https://youtu.be/aEWXCMm8ma0


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