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紛争被害は終わらない。でも、乗り越えるチカラがある。

アジアレポート/2018年4月_Topic03

2017年4月より、JICA草の根技術協力事業(パートナー型)として開始した地雷被害者を含む障がい者100家族の生計向上支援」も2年目を迎えました。対象者は50代後半〜60歳代が多く、予期せぬ事態も起こります。

 

実際に、対象の地雷被害者本人の抱える病気が重くなり、かつ、そのご家族の体調も優れないために、

本事業の枠内では支援の継続が困難だと判断せざるを得ないケースもありました。そのような世帯に代わって、今年度から新たに本事業対象者として支援を開始した世帯があります。

 

ポンロークさんもそのひとり。2005年、カムリエン郡にて地雷事故に遭いました。食事用の魚を川で獲るために、拾い上げた地雷から火薬を抜き出す際、爆発したそうです。当時、14歳でした。この事故によって右腕を失い、以降、義手をはめて生活をしています。また、爆発によって片目がほとんど見えないようになってしまいました。

 

現在は、主に日雇い労働によって現金収入を得ています、しかし、借金も抱えており、明らかに収入が支出を下回っています。厳しい状況であることは間違いありませんが、これを乗り越えるチカラは本人の中にあると信じています。今月実施をした野菜栽培技術訓練には、ポンロークさん本人がバイクを飛ばして参加してくれました。

 

ポンロークさん ポンロークさん

 

また、1年目より支援をしている対象者も「なんとか現状を変えていこう」と、家庭菜園や家畜の飼育に積極的に取り組んでいます。


戦闘状態が終結した今なお、カンボジアにはまだまだたくさんの地雷・不発弾が埋まっています。事故に遭い、一度失った体の一部は戻ってきません。また、それによって失った生きる希望や自尊心を取り戻すことは、簡単ではありません。


しかし、それらを乗り越えるチカラは、一人ひとりの中にあるのです。そのチカラが発揮される環境を整えるべく、現地の人たちと手を取り合って事業を続けてまいります。


家庭菜園の土地を整備中の、事業開始時から支援をしているホウトさん。  

家庭菜園の土地を整備中の、事業開始時から支援をしているホウトさん。地雷事故で左足を失った。 


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記事執筆/

アジア事業サブマネージャー

延岡 由規



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