水曜ブログ担当の稲垣です
最近、近所に有機野菜や無農薬、国産のもの中心の八百屋さんができ、
ちょくちょく行っては新鮮な野菜を買って食べています
やっぱり色や旨味がスーパーのものとは違いますね!
たとえばかぼちゃは、市販のは固くて切るのに一苦労ですが、
ここで買ったものは切る時にスッときれいに包丁が入るんですよ
サラダやみそ汁に使って、日々おいしさを噛みしめています
皆様の中には子ども兵に興味がおありの方もいらっしゃると思います。
今日は子ども兵に関するおすすめの本を紹介します
「アラーの神にもいわれはないーある西アフリカ少年兵の物語」
アマドゥクルマ著、真島一郎訳
90年代に起きたリベリア・シエラレオネの紛争を、子ども兵として戦うグリオという少年の視点から描いています。
私は卒業論文でシエラレオネ紛争を研究していることもあり、職員の吉田から勧められ読みました。
今まで、シエラレオネの紛争や子ども兵、民兵に関する論文をかなり読んだつもりでしたが、
この本は真実味を持って具体的なイメージを読者に訴えかけ、紛争や子ども兵の実態を「文学」という形で伝えていることに驚きました。
文学であるからには事実ではない記述ももちろんありますし、ユーモアを交え、グリオ自身による残虐なシーンもあまり記述されていません。
しかしそれは、子ども兵という視点から見た紛争というものや、子どもが「語ること」と「語らないこと」(あるいは語れないこと)があるという現実を非常にうまくあらわしていると思いました。
訳者によるあとがき(解説)も、単に読むだけでは気付かなかった視点を教えてくれましたし、訳出の際の難しさや、研究者としての悩みも書かれており、大変興味深かったです。
子ども兵問題には興味があるんだけど、かたい論文や本を読むのがおっくうで・・という
方はぜひ一読してみてはいかがでしょうか?
(いながき)
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