
細見です

今週は水曜のブログも担当します

テラ・ルネッサンスが取り組む携帯回収事業。
不要になった携帯電話を回収し、
そこに含まれているレアメタルを再利用することによってお金に換え、
それをコンゴの元子ども兵を含めた紛争下にいる人々の生活支援に充てるというものです。
お陰様で、現在393台の携帯電話が集まり、コンゴの人々支援に繋がっています

今日と今週の土曜の2回に分けて、
私たちがなぜ携帯電話を回収しているのかについて触れた後に、
現在起こっている世界の紛争レアメタル規制に向けた動きについてご紹介いたいと思います。
今日は、携帯回収事業についてみていきたいと思います。
私たちテラ・ルネッサンスは、なぜ携帯電話を回収しているのでしょう

そしてそれによって得たお金をなぜコンゴの支援に充てているのでしょうか

この問いに答えるためには、
携帯電話などの電子機器の製造にレアメタルが欠かせないものであり、
携帯の製造に必要なレアメタルの原産地の一つにコンゴ民主共和国が含まれる
ということを始めに見ていかなければなりません。
もう少しこれを具体的に説明しますと、
一つには、レアメタルがコンゴにおける紛争を続かせる要因になっていること
があります。
下の図(出典:テラ・ルネッサンスHP)のように、
コンゴではレアメタルが武装勢力の資金源になっていると言われています。

二つ目に、そのレアメタルは、
携帯電話を始めノートパソコン、携帯音楽プレーヤーなどの
私たち先進国の人々が主に使用するものに使われていること
があります。
なぜ、コンゴではこんなに長期にわたって紛争が続いているのか?
そう考えた時、私たちの生活がその紛争の要因の一つになっている
ことが分かったのです。
レアメタルが世界で取り引きされるのは、世界に需要があるからです。
その需要は、
携帯電話やノートパソコン、音楽プレーヤーを使用する私たち一人一人から
生まれているものです。
ここから、当会が携帯電話回収事業を行っている以下の理由が導き出されます。
①日本国内でレアメタルを再利用し、コンゴ産のレアメタルが使用される状況を無くすこと
②再利用することによって得たお金を紛争下のコンゴの人の支援に充てること
③私たちの生活とコンゴの紛争の繋がりを多くの方に知ってもらうこと
携帯電話に限ると、
現在の日本ではコンゴ産のレアメタルが使用されていることはないと言われています。
しかし、日本では使用されていなくとも、日本がコンゴ産以外のレアメタルを消費することで
違う国がコンゴ産のレアメタルを求めることになるかもしれません。
そのためには、①のように日本のみを対象に活動をしていくだけでは不十分であることが分かります。
また、携帯電話以外のノートパソコンなどの電子機器に
レアメタルが使用されている可能性も残っています。
つまり、コンゴの紛争を無くすためには、
世界的に武装勢力の資金源となるようなレアメタルを規制するシステムが必要になってくるのです。
今週の土曜のブログで、その規制する動きについて見ていきたいと思います。
(ほそみ)
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